重力塊魂

わが教室にGRAPEなる新型計算機(正確には演算ボード)が入ってきた。こいつは特定の演算(2質点間の重力)だけを超高速に遂行するというもので、使って見るとたしかに普通のコードで計算するより1000倍くらい速い。
ところで新しい環境に慣れるためには次のことをするのが手っ取り早い。

  1. まずhello world
  2. 動かなかったらサンプルを読む
  3. つぎにgameをつくる

というわけで春休み中1週間ほど新しい環境を集中的に研究していた。その成果がこの図である。
端的に言うと自分の天体を操り、ほかの恒星やガスを吸い込んで成長していくゲーム。
自分以外の天体もすべて同じ重力法則で成長していたり、ある程度自分が成長すると「おもむろに」暴走的に周りの星を吸い込み始めるところは、ちょっと一般の計算機では再現できないリアリティがある。似たようなシチュエーションをテクスチャの回転拡大多重スクロール等で演出しているすばらしい努力は見かけるけどね。
惜しむらくはこのゲームを実行できる環境がおそらく世界に百台ないのではということ。

パソコンがリプログラマブルになる日が待ち遠しい。