2005-01-01から1年間の記事一覧

リーマン球面の紙風船

正則関数を可視化、って話を前に扱ったことがありましたが、今度はリーマン球面上に可視化してみましたよ。これで無限遠点をそのほかの点とわけへだてせずに捉えられるかも。おもちゃ箱のほうにサンプル画像、ソースコードそのほかをアップロードしておきま…

火曜日

ICFPコンテスト 仕様変更

じつは今回のコンテスト、途中で問題が変わるのだ。 最初に問題が発表されてから3日以内にプログラムを書いて投稿。 2週間の休みを置いて問題変更。 それから、24時間以内に変更された問題にあわせて自分のプログラムの戦略を書き換えて提出。 さて、どんな…

ICFPコンテスト始まる

ICFPコンテストとは、年一回開かれるプログラミング言語の大会。ベスト3が得るのは、「自らの使用した言語がそれぞれ『目利きのハッカー御用達の言語』『多様な応用に適した素晴らしい言語』『まあ悪くない言語』と呼ばれる、という栄光」(および賞金)、と…

 岩波統計物理学ゼミ〜ボルツマン方程式にどこで時間反転非対称性が忍び込んだか

いきなりですが、問題です。 メアリーの箱 メアリーは2つの箱と、いっぱいの赤玉と白玉を持っています。 秒の時点では、2つの箱とも、N個の玉が入っています。秒の時点で箱に入っている赤玉の割合の期待値をとします。すなわち秒の時点で箱には、平均個の…

グラディウス20周年企画 'Monadius' できたよー

最近いじってるHaskellをつかってグラディウスっぽいのを作ってみました。まずは紹介ページへどうぞ。そんで感想とかおねがいします。 日記を書くと、思いたったのが5月の初旬くらい。そっから土日を利用して開発を進め、8日にオプションが4つ付いて、1…

ぺスキン

今まで 2章でスカラー粒子のしたがうクライン・ゴルドン方程式をまなび、 3章でスピノル粒子のしたがうディラック方程式をまなびそれがフェルミオンになると知り、 4.1-4.4章で相互作用がある場合の相関関数の計算のしかたをスカラー粒子を例に学び、 4.5-4.…

午後の珈琲

本当に久しぶりにAzeに会ったので2,3時間ほど話をしていた。それから気が向いたらMixiをやらないかと勧めておいたので、Azeが気が向いたときに誰か近くにいたら素早く協力して引き込んでください。

Surely the world is full of unbelievable things.

そう、専門家の間では*1、すでに建設の進んだ概念をつかって簡単に会話が成り立ち、最先端の問題を瞬時に共有できるとしても、この問題意識を専門外の人に説明するには、極簡単な説明にすら多くの時間をとられてしまうことが多い。同じ物理学のなかでも。ま…

量子論特別自主ゼミナール

さがわが量子測定理論、さいごうが確率量子化の話をした。さがわの好きな観測問題は、例によって誤解を生みやすいテーマなので、例によって参加者からいっぱい意見が出たり、日常用語が出たり、僕も出したりした。ところがさがわは滅入らずに丁寧に誤解を解…

ベーカー・ハウスドルフの補助定理

というのの証明を考えました。 ベーカー・ハウスドルフの定理 エルミート演算子Gと実数λに対し、 = + [G,A] + [G,[G,A] ] + …… + [G,[G,……[G,A] ] + …… が成り立つ。(J.J.サクライ,現代の量子力学(上)p.129)λが時間で、Gがハミルトニアンだと思うと、この公…

ICPC大会結果、総長に報告

に行ってきました。ICPC大会は30年くらい続いていますが、総長と湯淺先生は「30年前だったらパンチカード、いやテープだよね」「あのころはテープに空いている穴を見ればデバッグできたものだ」「どんないいアイデアでも、速く計算できるアルゴリズムを…

場の量子論@大学院

畑先生の授業です。今日は経路積分を使って調和振動子を解いてみようというもの。1時間半くらい積分をだぼーっと処理した結果、(調和振動子の最低エネルギー準位)が分かりました。この前ぺスキンでやった計算もそうだったけど、物理的イメージから出発し、横…

お知らせ

やんごとなき理由*1により、おもちゃ箱を引っ越します。 新しいアドレスは http://www.geocities.jp/takascience/ です。リンクの変更などよろしく付き合ってください。お願いします。 *1:更新サボってたらアカウント消された

ファインマンダイアグラム

ついにぺスキンのゼミがファインマンダイアグラムのところまで来ました。 さて、理学部物理学科なんていう、物理学を究める以外にはほとんど役に立たないところに来るからには、誰しも子供のころ 実は世界は原子とかクオークとかいう超微粒子からできていて…

ACM-ICPCプログラミングコンテスト 終了

終わって帰ってきたら疲れが出て一日寝込んでいました・・・。

ACM-ICPCプログラミングコンテスト 7日目

今日は飛行機で帰るだけです。上海にはローソンもファミマも吉野家もありました。ファミマに入ったらちゃんとファミマに入ったときの音楽が鳴りますし、コンビにでは名探偵コナンやドラえもんの漫画が人気です。ハングル看板の焼肉屋やカラオケ店もあります…

土曜日

ACM-ICPCプログラミングコンテスト 6日目

今日も観光です。写真は豫園といって、中国の昔の話の分かる奴が建てたエッシャーのかほりがするかたちの楽園です。人口洞穴とか隠し部屋とか龍(偽)とか船とか隠し部屋とか遊びごころが満載です。

金曜日

ACM-ICPCプログラミングコンテスト 5日目

コンテストは昨日で終わったので観光です。おもにリニアモーターカーに乗りました。用もない空港と上海にしか止まらない列車に乗るためだけに往復切符を買うなんて、しかもそれが本日の観光のメインだなんて感覚がずれまくってるような気がしますが、やはり…

木曜日

ACM-ICPCプログラミングコンテスト 4日目

いよいよWorld Final、決勝戦です。10問のなかから何問正解できるか勝負です。 問題文はここから読めますな。 結果から言うと、4問正解29位という残念な結果でした。最初にとりくんだのがD問題で、これが簡単そうに見えたんだけど大会が終わってみれば解けた…

水曜日

ACM-ICPCプログラミングコンテスト 3日目

午前中にパラレルチャレンジがあります。 パラレルチャレンジでは、複雑な世界のゲームちっくな課題にたいし、短時間でどのチームよりも強いコードを書くことが要求されます。いわばプログラミング版ロボコン。今年のお題はサッカーゲームのAIでした。BlueGe…

火曜日

ACM-ICPCプログラミングコンテスト 2日目

IBM TechTrekというイベントがあって上海科学センターに案内される。 まずはホールに全員着席して、IBMの人が何人か入れ替わり話をするのを聞く。IBMはリクルート拠点を世界中に設けて人材を探していますという話もあった。これは面白くなかった。僕はIBMで…

ACM-ICPCプログラミングコンテスト 1日目

会場到着。上海は東京の高さと北海道の広さを兼ね備えたアジアの都会。このコンテストにはサイバーカフェという遊び場が常設されてあるのでそこに行く。中国将棋なる未知のゲームがおいてあったので中国人からルールを聞き出して覚え、同じくルールを覚えた…

日曜日

コンテスト

ICPCにでたら京大の記事に! http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_notice/ippan/050325.htm 晴れがましいなあ。記事では来年の参加者も募集してます。 ■コンテストへの京大からの参加について 興味のある学生の皆さんは、情報学研究科 湯淺 太一教授(yuasa@…