ファインマンダイアグラム

ついにぺスキンのゼミがファインマンダイアグラムのところまで来ました。
さて、理学部物理学科なんていう、物理学を究める以外にはほとんど役に立たないところに来るからには、誰しも子供のころ

実は世界は原子とかクオークとかいう超微粒子からできていて、たとえば酸素原子は赤くて水素原子は白くてクオークは赤と緑と青色をしている。そんでこれらの微粒子には重力と電磁気力と強い力と弱い力が働くのだが、これらの力にも実はそれぞれ力を司る粒子があって、力の送り手と受け手の間で力を司る粒子が高速で往復することこそ、力が働く仕組みなのだ。

といったような説明を見つけたことがあるのではないでしょうか。また、これを探し当てるほどの好奇心がある子供でしたら、このまったく定性的な説明に不満を抱き、いつの日かこれをきちんと理解したいと思うかもしれません。

それがついに僕たちは、この力と力を司る粒子というイメージの意味と形式を読み取りはじめたのだから、やりがいがあるというものです。

僕はとくに素論系の物理が好きなわけではないのですが、英語が読めるのでこのゼミの発表を毎回担当しています。こういう事情も良いですね。