自己存在論

さがーがついてきてくれたが効果なし。さがーのもってたパラドックスの本を読んでた。抜き打ちテストのパラドックスについて納得したぞ。「推論規則のどこそこ、いや認識のあそこのプロセスがおかしい」なんていう小難しくて狭見的で長いわりに納得いかない諸説明とはもうおさらばだ。
つまりはこうだ。

  1. 今週抜き打ちテストを行う。
  2. あなたには抜き打ちテストがどの日にあるか分かるまい。

上の掲示の内容は下に同値だ。

  1. この黒板に書いてあることはウソである。
  2. 抜き打ちテストを行う。

抜き打ちテストのパラドックスの気持ち悪いところは、「抜き打ちテストは不可能だ、という推論が、抜き打ちテストを可能にする」ってことだ。この構造は「この文が正しいときにのみ、この文は過ちである」と同じ。
パラドックスではなく、矛盾である、と分かった瞬間さ。