物質の創生と制御

分子軌道法までの歴史的道程。
実験から、前期量子論が生まれた。やがて演算子とその固有値にまつわるひとつの観測代数が確定した。かつて電子雲と呼ばれたものは、演算子ハミルトニアン固有ベクトル、シュレーディンガー方程式の定常解、として理解されるようになった。ハミルトニアン固有ベクトル極座標の基底で分けると、水素原子の軌道(1s,2s,2p,...)を得る。